「な、なんでお前らが来るんだ!?」「何でも何も探してたんだろ? まあここには忘れ物があるしそれに―――」
グッチ 財布「ああそうか。お前はあの変態執事に会いたいんだな?」「そ、そうだ! あいつは何処に居る!?」 ムヒスの居場所を目の前の男に聞くと言うのは奇妙な状態だがそんな事には気づかず叫ぶボラルに男は笑顔で頷くと隣の少女に目配せした。少女はどこか呆れた様な顔をするとぱちん、と指を鳴らす。すると室内にも関わらず涼やかな風が流れ始めた。
エルメス スカーフ「む、ムヒス! どこだムヒス!? は、早くこいつらを何とかしろムヒス!」 そんなボラルが縋ったのは先程まで罵ろうと思っていた執事だった。だがいくら叫んでも姿は見せず、いつもの様に軽口を叩きながら現れる事も無い。その事にボラルの恐怖が増していく中、ラクードはぽん、と手を叩いた。
フルラ バッグ「な、なんだ!? 何をした!?」「黙ってろ。あの執事に会いたいんだろ? ほら、感動のご対面だ」 え? と間抜けな声を漏らしつつラクードが指で示した方向、蹴破られたドアの方に視線を向ける。するとそのドアの向こうの廊下の景色が歪んだ。まるで隠していた何かを暴くかのように徐々に歪みが晴れて行きそしてそれが姿を現した。
キャスキットソンhttp://www.hermesfurla.enemyofthepeoplebroadway.com ゆっくりと歩み寄ってきた男は床に尻餅をついたこちらを見下ろす位置まで来ると獰猛な笑みを浮かべた。「やり残した事があったからなあ?」エルメス スカーフ「ひっ!?」 顔は笑っていても目は笑っていない。そんなラクードの表情にボラルの血の気が引いていく。ガタガタと体が震え、目線はあちらこちらに挙動不審に揺れてしまう。
キャスキッドソン トレイン「痛ってえ、まだ響くな」「いきなり蹴破るからです。無茶はしないで下さい」 顔を顰める男と呆れた様にため息を付く少女。その姿にボラルの混乱は益々増していく。
フルラ バッグ 新作 2013「ち、違う! お前じゃない! ムヒス、ムヒスはどうした!?」 こんなのはおかしい。何故あの得体のしれない執事でなくこの男がドアを開けるのか。驚愕に震えるボラルの眼にはドアをこじ開けていく男の左腕に嵌った腕輪とそこに繋がる鎖が見える。それは紛れも無く、昨日捕らえてムヒスが拷問し、そして逃げた男と同じ物だ。確かに自分はムヒスにこの男達を探せと命じた。だが肝心のムヒスの姿が無く、この男自らこちらを訪ねてくるのは一体どういう事だ!?
グッチ時計「ああもうめんどくせえな」 そんな投げやりな声が聞こえた直後、ドアが蹴破られボラルの体が吹き飛んだ。みっともなく転がり反対側の壁に叩き付けられたボラルは呆然と蹴破られたドアを見る。そこには黒いコートを羽織った目つきの悪い黒髪の男と、その男と鎖で繋がれた蒼銀の髪の少女の姿があった。
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